忍者ブログ
CATEGORY[]
2024年05月17日08:12
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

CATEGORY[青森]
コメント[ 0 ]TB[ ] 2006年09月08日14:00


●青森県立美術館開館記念展
 シャガール 『アレコ』とアメリカ亡命時代
http://www.aomori-museum.jp/

(青森県立美術館、7/13~9/24)

平日なのに、混みこみでした。
観光バスが10台くらい停まってましたし…。
シャガール展へ行こう えきねっとスペシャル
なんてものもあるらしい。

7月にオープンしたばかりの美術館は、まっしろ!
雪が降ったらとけこみそうです。
1Fと地階展示室を結ぶ、両側開き(※)なエレベーターといい、
近未来的な感じがします。

(※入ったときの反対側が、出口になります。
  うっかり寄りかかれません…)


開館記念展の目玉は、
シャガールのアメリカ亡命時代に描かれた、
バレエ『アレコ』の背景画(第1~4幕)。

舞台で使われたものなので、見上げる巨大さに圧倒されます。
ほか、舞台衣装(保存状態良好!)や衣装デザイン画、
油絵・水彩画などなど。

シャガール作品が一気に196点(!)ほど見られるので、
“シャガール漬け”です。

私はシャガールはそんなに好きではないのですが、
水彩やパステル?で淡く描かれた衣装デザイン画は、
油絵とは随分印象が違います。

まるで絵本の原画のようで、
コレだけ見たら、シャガールとは分からないかも。
一見の価値があります。


『アレコ』の1・2・4幕はここの所蔵ですが、
第3幕(ある夏の午後の麦畑)のみ、フィラデルフィア美術館蔵。
黄金色の麦畑に、明るい朱色の太陽がぽっかりと浮かんでいます。

私は4つのうち、3幕が一番良いなぁと思いました。
アメリカまで観に行くのは大変なので、この機会にぜひ。


…と。ここまでは好意的に書いてみましたが、
今回行ってみて、ビックリしたことがいくつか。

---------------------------------------------------------
●サービス面での不満
---------------------------------------------------------
(1)企画展のチケット(1500円!)で、常設展が見られない。
   別途料金が必要。
   (たいてい、企画展のチケットで両方見られますよね?)
---------------------------------------------------------
(2)企画展出口付近で「図録」は販売されてましたが、
   絵ハガキなどのグッズが無い。

   ミュージアムショップに行ってみたら、
   美術館グッズはあるんだけど、企画展絡みのモノは無し。

   著作権の問題?とかで、販売されてないらしい…。
   『アレコ』の絵ハガキくらい、あっていいのでは?
---------------------------------------------------------
(3)企画展の、ある展示室内に入ったとたん、
   「あの赤い絵から順にご覧下さい」とスタッフの方に指示される。

   指示の赤い絵は、その部屋の出口付近にあるため、
   室内を突っ切って、そこから見ないといけないのは疑問。

   というか、「どの絵から見るか」なんて、
   鑑賞者の自由じゃないですか??
---------------------------------------------------------
(4)同じく企画展で、展示室の隙間から
   最初のホールの『アレコ』背景画が見えたので、眺めていたら…

   スタッフの方
   「(チケットで)再入場できますので」

   …いったん出て、また見ろと。

   親切心で仰っているんでしょうが、
   そんなにいちいち介入されるとは…。。。

---------------------------------------------------------
●施設面での不満
---------------------------------------------------------
(1)展示室内に「坂」がある。
   ミュージアムショップの前や、レストラン前にも。
   なぜこんなに坂が…??
---------------------------------------------------------
(2)館内の壁に、見取り図がありますが、文字極小。
   至近距離まで近づかないと読めないのでは。
---------------------------------------------------------


…そんなわけで、企画展だけ見て、常設は見ていません。

良く言えば「緊張感」がある、
悪く言えば「閉塞感」がある美術館だと思いました…。

まぁ、常設を見ていないので、
そちらは鑑賞順序に厳しくないと良いのですが。


ちなみに、美術館隣には、
「三内丸山遺跡」(縄文時代)があります。

美術館を出て、「遺跡すぐそこ」の表示を見て、
歩き出すこと10分以上。

遺跡が見えた頃には、へろへろでした(^^;
「すぐそこ」の割りに、結構な距離です。
PR
<< 奈良美智+graf A to Z 「ポンペイの輝き」展>> [ HOME ]
Rg
コメント投稿















trackback
トラックバックURL

FRONT| HOME |NEXT

忍者ブログ
[PR]